卑弥呼墓説に補強証拠=箸墓古墳周辺土器、時期が合致-
卑弥呼の墓の説もある「箸墓(はしはか)古墳」(奈良県桜井市)の築造時期が国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の分析で240~260年と推定されることが29日、同博物館への取材で分かった。古墳周辺で出土した土器の年代分析で判明したという。
中国の歴史書「魏志倭人伝」では、卑弥呼は250年ごろに死亡したとされており、この説を補強する研究成果となりそうだ。
魏志倭人伝によると、卑弥呼は239年、魏の皇帝に使者を送り、「親魏倭王」の称号と銅鏡を贈られたとされる。死後は「大いに冢(つか)を作る」と記されている。
[ 2009年5月29日[時事通信社]
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