6世紀の渡来系氏族の墓か 奈良・与楽鑵子塚古墳
石をドーム状に積み上げた与楽鑵子塚古墳の石室=3日、奈良県高取町
奈良県高取町の与楽鑵子塚(ようらくかんすづか)古墳(6世紀後半)の横穴式石室が、大きさ1メートル以上の石をドーム状に積み上げた構造と分かり、町教育委員会が3日、発表。渡来系氏族の墓によく見られる構造という。石室は高さが4・4メートル、床面積12・6平方メートルで、鉄製馬具一式が見つかった。一帯は古代の渡来系有力氏族、東漢(やまとのあや)氏の墓があった場所とされている。
[ 2011年8月3日 (共同通信)
関連記事