山科本願寺跡に「流水の坪庭」 京都文化財研が発表

かるの

2011年09月06日 14:04


  山科本願寺跡で見つかった石組みの溝などを備えた坪庭跡=1日午後、京都市山科区

 浄土真宗中興の祖、蓮如が1478年に造営を始めた山科本願寺跡(京都市)で、石組みの溝などを備えた坪庭跡が見つかり、同市埋蔵文化財研究所が1日、発表した。山科本願寺は南北1キロ、東西800メートルの寺域を持つ城塞都市。発掘場所は山科本願寺の中心部分だったとしている。長さ14メートルにわたり溝跡を確認。幅1メートル、深さ10~30センチで、所々で向きが変わり、水の流れを二つに分けるための石もあった。

[ 2011年9月1日 (共同通信)

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