勇壮な時代絵巻、三重・多度大社で流鏑馬

かるの

2009年12月02日 21:16


 大勢の観客の前で的を狙う射手=稲垣政則撮影

 駆け抜ける馬に乗りながら的をめがけて矢を放つ「多度 流鏑馬 ( やぶさめ ) 祭」が23日、三重県桑名市多度町の多度大社で行われ、約2万2000人が勇壮な時代絵巻を見守った。

 鎌倉武士の狩り装束などに身を包んだ女性2人を含む27人が、紅葉で色づき始めた多度山を背景に騎乗した。約300メートルの馬場に70メートル間隔で置かれた約50センチ四方の三つの的に向けて次々と弓を引いた。

 「パシッ」と快音を響かせ、的の杉板が飛び散るたびに、観衆からどよめきと拍手が上がった。


[ 2009年11月23日 (読売新聞)

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