「松前神楽」厳かな舞=北海道木古内町
北海道道南地方の神社で広く伝承されている「松前神楽」が17日、「寒中みそぎ祭り」で知られる木古内町の佐女川(さめがわ)神社の例大祭で厳かに演舞された。
松前神楽は宮司(ぐうじ)や禰宜(ねぎ)など祭典に奉仕した神職が神楽を舞うのが特徴。約350年の歴史を持つ格調の高い伝統芸能で、北海道の無形民俗文化財に指定されている。
本祭では締太鼓や笛などの和楽器に合わせ、道内の近隣各地の神社から参集した神職らによって、延命息災、立身出世を祈る「翁(おきな)舞」や蝦夷地鎮定と天下泰平を祈願した「神遊(かんあそび)舞」など、それぞれ特色のある8座の神楽が披露された。
[ 2010年8月20日[時事通信社]
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