1mの大物タラ、棒でつるして神社に奉納…秋田
タラを奉納するため、続々と男たちが境内へ向かう階段を登った(4日、秋田県にかほ市の金浦山神社で)
江戸時代に始まったとされる伝統行事「
掛魚 ( かけよ ) まつり」が4日、秋田県にかほ市金浦の
金浦山神社で行われた。
地元で採れた全長1メートルほどのタラ20匹を、1匹ずつ縄で棒につるし、漁師や児童らが二人一組になって担いだ。最も大きなもので重さは15キロ。約30分かけて金浦漁港から神社まで運び奉納した。この日は約6000人が訪れ、約1000食のタラ汁が振る舞われた。
20年ぶりにまつりを見に来たという由利本荘市中梵天の主婦柏倉スミ子さん(64)は
「昔の何倍も見物客が増えていてびっくりしました。でも、子供たちがタラを運ぶ、かわいい姿は変わりませんね。あとタラ汁のおいしさも」
と笑顔で話していた。
[ 2009年2月5日(読売新聞)
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