龍馬の隠し部屋も、長崎・亀山社中跡を改修

かるの

2009年07月15日 09:16


 公開される亀山社中跡の見どころの一つ「隠し部屋」=財津翔撮影

 幕末の志士、坂本龍馬らによる日本初の商社とされる「亀山社中」跡(長崎市伊良林)の建物が改修され、「亀山社中記念館」として完成、10日、報道陣に公開された。

 建物は増築などが重ねられていたため、社中が全盛だった1865年当時の状態に戻そうと、長崎市が約半年間かけて工事した。当時の間取りが明らかになり、その位置通りに玄関や床の間などを再現したという。中2階の屋根裏にある約6畳ほどの「隠し部屋」などもある。

 「龍馬が立っていた場所の空気を吸って、日本の将来を考えてみてほしい」
と同市の担当者は話している。8月1日から一般公開される。


[ 2009年7月11日(読売新聞)

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