沖縄地震、世界遺産・勝連城跡の石垣崩れる
地震で石垣の一部が崩落した勝連城跡(沖縄県うるま市で)=板山康成撮影
沖縄県糸満市で震度5弱を観測した27日未明の地震で、世界遺産に登録されている 勝連 ( かつれん ) 城跡(沖縄県うるま市)の石垣の一部が崩落するなど、文化財にも被害が出た。
県教委などによると、勝連城跡は、北東側城郭の石垣の一部が幅7メートル、高さ6メートルにわたって崩落。13~14世紀に豪族が築いた同城跡は、那覇市の首里城などとともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として2000年に世界遺産に登録されている。うるま市では震度4を観測していた。
同じく震度4の同県南城市でも、糸数城跡(国史跡)の石垣が幅3メートル、高さ5メートルにわたり崩れた。
[ 2010年2月28日 (読売新聞)
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