那智の滝、台風で流された大しめ縄新調

かるの

2011年11月03日 14:03


那智の滝のしめ縄を張り替える神職(19日午前、和歌山県那智勝浦町で)=金沢修撮影

 世界遺産・熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町)のご神体「那智の滝」(落差133メートル)で19日、台風12号で流された大しめ縄(長さ26メートル、重さ4キロ)が新調された。

 那智の滝は、滝つぼ周辺の杉の大木がなぎ倒されるなど、景観が一変。流された大しめ縄は「那智の火祭」(7月14日)の前に張り替えられたばかりだった。

 白装束姿の神職5人が台風で崩れた道を登り、滝口へ。約1時間かけて大しめ縄を張った。朝日芳英宮司は「しめ縄は、お山は大丈夫というメッセージ」と話していた。


[ 2011年10月20日 (読売新聞)

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