バーミヤン未発掘遺跡で盗掘 闇市場に唐代の美術品か
アフガニスタン・バーミヤンの遺跡から盗掘され、売られている中国唐代のものとみられる八稜鏡=5月8日
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【バーミヤン共同】世界遺産の仏教遺跡があるアフガニスタン中部バーミヤンで、未発掘の遺跡から中国唐代(618~907年)の使節がもたらしたとみられる貴重な美術品が盗掘され、闇市場で売られていることが9日、分かった。美術品はいずれも銅製で、一つは直径約20センチ、厚さ4ミリの八稜鏡。専門家によると、東大寺大仏殿(奈良市)の須弥壇下から出土した鏡や正倉院に収められている白銅鏡に類似している。
(2012年6月9日 (共同))
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