山口市の雪舟庭、被害が続発 動物対策に苦慮
「常栄寺雪舟庭」で見つかった小動物に掘り起こされた穴=7月、山口市

山口市にある国の史跡・名勝「常栄寺雪舟庭」で、小動物に芝を掘り起こされる被害が続発。対策には鳥獣保護上の制約もあり、市など関係者は頭を悩ませている。雪舟庭は室町時代に守護大名大内政弘が雪舟に築庭を依頼したと伝えられ、年約10万人の観光客が訪れる。ことし2月、最大で深さ10センチ、直径30センチの穴が7、8個見つかり、以降、同様の被害は50回以上。その都度土で埋めて修復している。
[ 2010年10月14日 (共同通信)