富山・小竹貝塚:縄文前期の人骨71体発見 乳児の骨も
富山県埋蔵文化財調査事務所は14日、富山市の小竹貝塚で縄文時代前期の約6000~5500年前の人骨計71体が見つかったと発表した。この時期の人骨の集中出土例として国内最多という。
貝殻堆積(たいせき)層の上に埋葬され、カルシウム分で土がアルカリ性になり、骨が残ったとみられる。残りにくい乳児とみられる小さな骨が入った土器4個も見つかった。今後は国立科学博物館人類研究部でDNA分析などを進める。【青山郁子】
[ 2010年10月14日 (毎日新聞)