5世紀の墨書土器出土 表面にシカの記号、福井
福井市の河合寄安遺跡で出土した墨書土器(福井市文化財保護センター提供)

福井市の河合寄安遺跡で、古墳時代中期(5世紀)に墨で記号を描いた「墨書土器」1点を含む土器24点が出土したことが25日までに確認された。市文化財保護センターが発表した。同センターによると、墨書土器は古墳時代前期(4世紀初め)以前と奈良時代(8世紀)の遺跡から出土しているが、この間の出土例はなかった。記号はシカをかたどったとみられ、土器を焼いた後に墨と筆で描いたとみられる。
[ 2010年10月25日 (共同通信)