チェ・ゲバラの友人グラナド氏が死去、南米をバイク旅行
[ハバナ 5日 ロイター]
キューバ革命の英雄チェ・ゲバラと青年時代に旅を共にしたアルベルト・グラナド氏が5日、キューバで死亡した。88歳だった。同国の国営メディアが報じた。
アルゼンチン出身のグラナド氏は1951年、ゲバラとともに南米をめぐるバイク旅行を開始。この旅は、ゲバラが貧者救済と社会正義実現という思想を持つきっかけとなり、その後急進的な革命に傾倒するようになったとされている。
グラナド氏は旅行記をまとめた「チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記」を出版し、2004年には「モーターサイクル・ダイアリーズ」として映画化もされた。
報道によると、グラナド氏の遺灰はアルゼンチンとキューバ、ベネズエラで散灰されるという。
[ 2011年3月7日 (ロイター)