東大寺の大仏さまからお裾分け? 京都、成分同じ銅が出土
京都の「山崎院」跡から見つかった、奈良・東大寺の大仏鋳造に使われたものと成分がほぼ同じ銅地金=12日、京都府大山崎町

奈良・東大寺の大仏鋳造に使われたものと成分がほぼ同じ銅地金が京都府大山崎町の寺院「山崎院」跡から見つかり、町教育委員会が12日、発表した。寺院は大仏建立に協力した僧行基(668~749年)が建てた。町教委は「大仏に使わなかった材料を与えられて、保管していたのではないか」としている。1989年の発掘調査で、最大で直径22・5センチ、重さ2680グラムの円形の銅地金を計6枚発見した。
[ 2011年5月12日 (共同通信)