国内最古のコウノトリの足跡 大阪・弥生期の水田跡に
池島・福万寺遺跡の弥生時代の水田跡で見つかったコウノトリの足跡=1996年(大阪府文化財センター提供)

大阪府の東大阪、八尾両市にまたがる池島・福万寺遺跡の弥生時代の水田跡で見つかった鳥の足跡が、コウノトリのものと分かり、18日、奈良文化財研究所が発表した。元総社北川遺跡(群馬県)の6世紀の水田跡で見つかったコウノトリの足跡より約900年古く、国内最古という。奈文研の松井章埋蔵文化財センター長は
「弥生の遺跡から食べられた痕跡はあまり見つかっておらず、信仰の対象だったのでは」
としている。
[ 2011年5月18日 (共同通信)