秀吉、方広寺建立に大規模造成 10トン車1万台分
確認された方広寺回廊跡の盛り土(中央下の白線より上部)=4日、京都市東山区

豊臣氏滅亡の原因となった大釣り鐘で知られる方広寺(京都市)旧境内で、秀吉が16世紀後半に創建する際、敷地の約3分の2に土を盛って造成したことが分かり、市埋蔵文化財研究所が4日発表。10トントラック1万台分(約5万5000立方メートル)に当たる量という。研究所は「人海戦術で土を踏み固めたとみられ、秀吉の強大な権力を物語る遺構」としている。
現地説明会は7日午前10時から。
[ 2009年3月4日(共同通信)