桃山の栄えを伝え、今年で400年…高岡御車山祭
富山県の「高岡御車山祭」で、街をゆっくりと練り歩くけんらん豪華な山車=細野登撮影

今年9月に開町400年を迎える富山県高岡市で1日、開町と同時期に始まったとされる「高岡 御車山 ( みくるまやま ) 祭」が行われ、豪華な山車7台が市街地に繰り出した。
御車山祭は、豊臣秀吉が聚楽第で使っていた御所車などを、加賀藩初代藩主・前田利家が譲り受け、さらに、高岡城を1609年に築いた2代藩主・利長が、城下の町民に与えたのが始まりとされる。山車と祭りは、国の重要有形・無形民俗文化財の指定を受けている。
花笠 ( はながさ ) に、チョウや 桐 ( きり ) などの 鉾留 ( ほこどめ ) が飾られた御車山は、 菅笠 ( すげがさ ) にかみしも姿の人たちに囲まれながら練り歩いた。
[ 2009年5月1日(読売新聞)