“平成不況”も吹き飛ばせ…善光寺で20メートルの獅子舞
長野市の善光寺で、勇壮な舞を繰り広げる2基の大獅子

数え年で7年に1度の御開帳が行われている長野・善光寺の国重要文化財「三門」前で10日、重さ約50キロの獅子頭を持つ二つの獅子が勇壮な舞を繰り広げた。
長野市篠ノ井地区に約80年前から伝わる篠ノ井大獅子。縦横約1・1メートルの獅子頭と約20メートルの胴体を、40人の男衆が汗だくになって操った。
昭和初期の恐慌の際、住民が景気回復を願って作ったのがルーツとされ、篠ノ井大獅子奉納会の中嶋君忠会長(69)は
「獅子舞の熱気と迫力で、100年に1度と言われる不況を吹き飛ばしたい」。
[ 2009年5月10日(読売新聞)