般若も児雷也も「あんどん」宵闇に浮かぶ
勇壮なあんどん山車が練り歩く、花巻市大迫町の「あんどんまつり」

岩手県花巻市大迫町で14日夜、お盆の伝統行事「あんどんまつり」が行われ、高さ約5メートルの「あんどん山車」4台が町内を練り歩いた。
江戸時代の大 飢饉 ( ききん ) で餓死した人々を供養するために始まったとされる。笛や太鼓のお 囃子 ( はやし ) が響く中、般若の面や妖術使いの 児雷也 ( じらいや ) などを題材にしたカラフルな山車が宵闇に浮かび上がると、観光客らは盛んにカメラを向けていた。
[ 2009年8月15日 (読売新聞)