<東大寺>南大門の敷居保護板に赤いペンキ 奈良
ペンキをかけられた東大寺南大門を保護する木製の板=奈良市雑司町で2009年9月23日午後1時25分、阿部亮介撮影
国宝の東大寺南大門(奈良市雑司町)の敷居を保護する木製の板(長さ約4.5メートル、幅約50センチ)に赤いペンキがかけられていたと23日午前、同寺から奈良県警奈良署に通報があった。ペンキは長さ1.31メートル、幅35センチにわたってかけられており、警備員が21日朝に見つけていた。南大門自体への被害はなく、同署が器物損壊容疑で捜査している。
同署などによると、参拝客が往来する場所は柱で三つに仕切られており、ペンキがかけられたのは中央部分。21日朝に発見していたが、連絡ミスで警察への届け出が遅れたという。
現在の南大門は1203(建仁3)年に完成。内部には阿形(あぎょう)、吽形(うんぎょう)の金剛力士像(国宝)が安置されている。門は常に開けられており、いつでも通行できる。東大寺では07年6月に、国宝の転害門のはりに絵の具が塗られる事件が起きている。【高島博之】
国宝の東大寺南大門(奈良市雑司町)の敷居を保護する木製の板(長さ約4.5メートル、幅約50センチ)に赤いペンキがかけられていたと23日午前、同寺から奈良県警奈良署に通報があった。ペンキは長さ1.31メートル、幅35センチにわたってかけられており、警備員が21日朝に見つけていた。南大門自体への被害はなく、同署が器物損壊容疑で捜査している。
同署などによると、参拝客が往来する場所は柱で三つに仕切られており、ペンキがかけられたのは中央部分。21日朝に発見していたが、連絡ミスで警察への届け出が遅れたという。
現在の南大門は1203(建仁3)年に完成。内部には阿形(あぎょう)、吽形(うんぎょう)の金剛力士像(国宝)が安置されている。門は常に開けられており、いつでも通行できる。東大寺では07年6月に、国宝の転害門のはりに絵の具が塗られる事件が起きている。【高島博之】
[ 2009年9月23日 (毎日新聞)