「遠野物語100年祭」扇や弓矢を手に夜神楽
遠野物語発刊100周年を記念し、演じられる神楽(12日、岩手県遠野市で)=池谷美帆撮影

岩手県遠野地方の民話を集めた柳田国男の「遠野物語」発刊100年を記念した「遠野物語100年祭」が12日、遠野市で始まり、日没に合わせ夜神楽が披露された。
笛や太鼓の軽快なおはやしに合わせて扇や弓矢を手に舞手が踊り、約500人が古式ゆかしい神事に見入った。
神奈川県鎌倉市の山川澄子さん(82)は
「遠野の人がいかに自然の神様を大事にしているかがわかります」
と話した。13日には、柳田に民話を教えた佐々木喜善と柳田の子孫らに感謝状が贈られる。
[ 2010年6月12日 (読売新聞)