水郷佐原で「嫁入り舟」=千葉県香取市
千葉県香取市の水郷佐原水生植物園で、恒例の「嫁入り舟」のセレモニーが行われた。紫や薄紫のハナショウブが岸辺に咲き誇る中、新郎新婦を乗せた舟は園内の水路を静かに進み、野外に設けられた結婚式場へと向かった。見守った大勢の観光客らは、手を振ったり、「おめでとう」と声を掛けたりして、新たな人生を共にする2人を祝福した。
挙式は親族を中心に行われ、宇井成一市長も参加。「ハナショウブの花言葉は『あなたを信じます』。変わらぬ愛でお互いに信じ合い、誰もがうらやむご家庭を築き上げていただきたい」と祝いの言葉を贈った。
嫁入り舟は、ハナショウブが見ごろとなるこの時期に公募で毎年実施され、20日には別のカップルが園内で式を挙げる。
[ 2010年6月17日[時事通信社]