キリコ担ぎ「イヤサカサッサイ」…能登あばれ祭
燃えさかるたいまつの周囲で担ぎ上げられるキリコ(石川県能登町で)=細野登撮影

能登の夏を彩る「キリコ祭り」の先陣を切って、「あばれ祭」が2日夜、石川県能登町で始まった。
キリコと呼ばれる御神灯を担いだ若衆が、はじけ飛ぶ火の粉を浴びながら勇壮に練り歩いた。
約330年前、悪病を遠ざけるために始まったとされる。会場の宇出津港周辺には、火をともした高さ約7メートルのキリコ40基ほどが集結。激しく燃えるたいまつの周りを「イヤサカサッサイ」のかけ声とともに担ぎ回ると、見物客から歓声が上がった。
[ 2010年7月3日 (読売新聞)