450年続く「鶴崎踊」=大分
大分市で地元の盆踊りである「鶴崎踊」(つるさきおどり)の大会が開催された。自治会や学校、地元企業などに所属する子供から大人までが参加。今年は鶴崎踊が始まってから450年目を迎えるため、大会前に豊後大友宗麟鉄砲隊による「古式火縄銃演武」が行われた。
鶴崎踊は、ゆっくりとしたテンポの「猿丸太夫」と軽快なテンポの「左衛門」の二部構成。鶴の柄が入ったそろいの着物や鶴の冠などをつけた踊り手たちは、連日の猛暑を忘れたかのように、一心に踊りを踊っていた。
鶴崎踊は豊後(現在の大分県)の国主だった戦国武将の大友宗麟のため、1560年に京都から踊り子を招いて「三つ拍子」という踊りを踊らせたのが始まりとされる。当時、鶴崎は京都、大阪への玄関口として栄えていた。
[ 2010年8月31日[時事通信社]