でかいけど怖くないわら人形…防火願ってます
火災防止の願いを込めて設置された巨大わら人形=中根圭一撮影

高さ約4メートルの巨大わら人形が、宮城県登米市の国道沿いに登場し、道行く人の目を引いている。
防火を願う伝統行事「米川の水かぶり」が2月8日に開かれるのを前に、地元住民が設置した。
水かぶりは、顔にすすを塗った裸の男衆が、わら装束を着て「ホーホー」と奇声を発し、家に水を掛けて回る行事。800年以上の伝統がある、国重要無形民俗文化財だ。
わら人形は祭りのPRのため20年前から置かれるようになった。風雪に耐えながら、真っ黒な顔で仁王立ちし、防火を訴えている。
[ 2011年1月12日 (読売新聞)