スキー発祥100年:「一本杖」を披露…新潟・上越
新潟県上越市の金谷山(かなやさん)スキー場で12日、日本スキー発祥100周年を記念するイベントが開かれた。1911(明治44)年にオーストリア・ハンガリー帝国(当時)の軍人レルヒ少佐が、同地で日本人将校14人にスキーを指導したのが日本のスキーの始まりとされる。
イベントでは吹雪の中、地元の市民グループ「レルヒの会」の会員ら約20人が、当時伝えられた一本杖(づえ)スキーを披露。会長の小堺昭一さん(81)は
「レルヒ少佐が指導を始めて100年。軍人だけでなく、女性らにも教えたおかげで底辺が広がった」
と功績をたたえた。【長谷川隆】
[ 2011年1月12日 (毎日新聞)