田園劇に笑い響く いちき串木野でガウンガウン祭り
懸命に牛を引っ張り、会場の笑いを誘う役者たち=6日、いちき串木野市下名の深田神社

五穀豊穣を願う「ガウンガウン祭り」が6日、いちき串木野市下名の深田神社に奉納された。雨模様の中で田園劇が繰り広げられ、役者同士が軽妙な掛け合いを見せ、子どもたちはくわを模した枝で役者の足を引っかけ、見物人の笑いを誘った。
300年以上続く県指定無形民俗文化財。劇はテチョと息子の太郎、次郎が、牛を使って田作りする内容で、鹿児島弁での掛け合いにはアドリブも多く盛り込まれた。牛が言うことを聞かずに大暴れすると、見物客から歓声が上がった。
満留秀則保存会長(54)は
「天気が悪い中、子どもたちも積極的に協力してくれ盛り上がった」
と話した。
鹿児島・南日本新聞ニュース(2011 03/07 15:00)