津波に負けず豊穣祈る「お田植祭」…気仙沼
大漁旗も飾られ、被災した子どもも参加したお田植祭(宮城県気仙沼市で)=加藤学撮影

東日本大震災の津波で甚大な被害に見舞われた宮城県気仙沼市の羽田神社で29日、神事「お田植 祭 ( さい ) 」が行われた。
自宅を流された3人を含む児童27人が、苗を植えながら復興と五穀 豊穣 ( ほうじょう ) を祈った。
津波を免れた神田の周りには大漁旗30枚が掲げられ、白装束に 菅笠 ( すげがさ ) 姿の児童らが、手足を泥だらけにしながら県産ブランド米「ひとめぼれ」の苗を手植えした。
[ 2011年5月30日 (読売新聞)