ナチス時代の巨大リゾートがホステル再生、1939年に建設中止
7月5日、バルト海に面するドイツ北部のプローラで、ナチス・ドイツ時代に建設された巨大リゾート施設がユースホステルとして再開発され、一部が4日にオープンしたことが明らかに。2005年7月撮影(2011年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[ベルリン 5日 ロイター] バルト海に面するドイツ北部のプローラで、ナチス・ドイツ時代に建設された巨大リゾート施設がユースホステルとして再開発され、一部が4日にオープンした。
建設当初は「世界最大のホテル」とされていたが、第2次世界大戦の開始により1939年に開発計画が中止し、ホテルとして使用されることはなかった。
同施設は最大2万人が宿泊できるよう建設され、部屋数は1万室に上る。長さ4.5キロに及び、ナチスが計画した建物でも最大規模だった。建設予定に入っていた8棟のうち、現在では5棟が使用可能だという。
このホステルは地元機関と共同で、同施設のこれまでの歴史を集めたセンターを設置し、2013年にオープンさせる予定だという。
[ 2011年7月6日 (ロイター)