<初生け式>精進と上達を誓う 京都・華道家元池坊
初生け式で花を生ける女性たち=京都市中京区で2009年1月5日午前8時37分、望月亮一撮影

華道家元池坊のけいこ始めに当たる「初生け式」が5日、京都市中京区の家元道場や池坊本館などであり、全国から集まった約1300人の門弟が新年の門出を祝い、精進と上達を誓った。
京都支部の門弟ら32人は華やかな振り袖姿で池坊専永家元(75)が住職を務める六角堂に参拝。その後、境内の道場で専永家元と次期家元の長女由紀さん(43)が見守る中、マツやツバキ、スイセンなどを生けていった。
最後に専永家元がナンテン、葉ボタン、ネコヤナギを花材に「日日好(ひびこのましい)」と題した作品を仕上げ、門弟と新年のあいさつを交わした。【木下武】
[ 2009年1月5日(毎日新聞)