古都に新春告げる炎…奈良・若草山で山焼き
早春の夜空を焦がす奈良・若草山の山焼き(右下は朱雀門)=大久保忠司撮影

奈良市・若草山(342メートル)で24日夜、山焼きが行われ、山肌に広がる炎に約16万人の見物客が見入った。
山麓 ( さんろく ) の神社で安全祈願をした後、花火約200発が上がり、消防団員約300人が、午後6時過ぎに約33ヘクタールの草地にたいまつで一斉点火。平城宮跡では、ライトアップされた朱雀門と、山頂に向かって大きくなる炎が輝きを競った。
初めて訪れた京都市下京区、会社社長鈴木真由美さん(60)は
「火の持つ神聖さや、力を感じます」
と話していた。
[ 2009年1月25日 (読売新聞)