五穀豊穣を願い、燃え盛るたいまつで鬼退治…愛知
勇壮に繰り広げられた鬼祭り=鈴木徹撮影
燃え上がるたいまつを手にした白装束の男たちが、3匹の鬼を追い回す愛知県岡崎市滝町の「滝山寺鬼まつり」(県無形民俗文化財)が7日夜に行われ、境内に詰めかけた人たちが勇壮な奇祭を楽しんだ。
鎌倉時代に天下太平、五穀 豊穣 ( ほうじょう ) を願って始まったとされ、数十人の白装束の男衆が2・5メートルもあるたいまつを持って、本堂に現れた祖父、祖母、孫の鬼にふんした3人を追いかけると、本堂や回廊が炎に包まれ、祭りは最高潮に達した。
[ 2009年2月8日 (読売新聞)