<鬼祭り>青鬼退治はあめまき、粉まきで 愛知・豊橋
タンキリあめの粉をまきながら駆け回る青鬼=愛知県豊橋市の安久美神戸神社で2009年2月10日午後、大竹禎之撮影

愛知県豊橋市の安久美神戸神明社で恒例の「鬼祭り」(国の重要無形民俗文化財)が10日、始まった。五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願って1000年以上前から伝わるとされる。
裃(かみしも)にはかま姿の男たちが「タンキリあめ」と白い粉を投げ、青鬼たちが「アオー」と叫びながら町内を駆け回った。白い粉をかぶると厄よけになり、あめを食べると病気にならないと伝えられており、集まった人たちは真っ白になりながらあめを奪い合った。
加藤新市】
[ 2009年2月10日 (毎日新聞)