<春の高山祭>雨の中、開幕 からくりに歓声 岐阜
あいにくの雨降りで屋台が外に出ないため、屋台蔵を見学する多くの観光客=岐阜県高山市で2009年4月14日、大竹禎之撮影

岐阜県高山市で14日、「春の高山祭」(日枝神社例大祭)が開幕した。あいにくの雨となり、華麗な12台の祭り屋台(国の重要有形民俗文化財)は屋台蔵での待機となったが、3台の屋台が蔵の中でからくり人形を奉納した。
祭り屋台の曳(ひ)きそろえは中止となったが、午前11時から三番叟(さんばそう)、龍神台(りゅうじんたい)、石橋台(しゃっきょうたい)が各屋台蔵の中でからくり人形を奉納。屋台蔵の前は傘を手にした観光客が幾重もの人垣を作り、美女が獅子に変身したり、紙吹雪の中で龍神が髪を振り乱して舞う巧妙なからくりに歓声を上げた。
15日は屋台の曳きそろえのほか、からくり人形の奉納などが行われる。【奈良正臣】
[ 2009年4月14日(毎日新聞)