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津波被害の雄勝硯、共同で再建へ 600年続く伝統的工芸品



 室町時代から600年続く国の伝統的工芸品「雄勝硯(おがつすずり)」を生産する宮城県石巻市雄勝町。東日本大震災の津波で、すべての硯業者は工房が流失するなどの被害を受けた。雄勝硯生産販売協同組合は共同作業場を設け、生産から販売まで一貫して担う新たな組織を設立し、再建を目指す方針だ。同組合の沢村文雄理事長が20日、明らかにした。

 雄勝町は津波によりほぼ壊滅状態となり、伝統工芸士の1人がいまだに行方不明。沢村理事長は新組織で生産技法や販売得意先を共有し、伝統産業を存続させていく考え。沢村理事長らによると、新組織は各業者が出資する企業協同組合の方式にし、町内に作業場を建設して製造に当たる。共同作業をすることで、後継者育成も担う。今後、雄勝町から撤退した業者も、町に戻ってきた際には加入を認める。


[ 2011年5月20日 (共同通信)
  


2011年06月08日 Posted by かるの at 09:16Comments(0)伝統工芸

長崎市に伝統たこ「ハタ」専門店 55歳で振興に挑む


  長崎の伝統たこ「ハタ」を作る大久保学さん=長崎市

 長崎市で、地元の伝統たこ「ハタ」の専門店「大守屋」がオープンした。店主は県漁連を09年に退職した大久保学さん(55)。
 「子どもたちにハタを受け継いでほしい」
と、第二の人生で地域文化の振興に意欲を見せる。ハタは江戸時代にオランダ船から伝わったとされ、同国旗にちなむ鮮やかな色づかいが特徴。縁起物として飾りや贈り物にも使われる。子どもの名前や会社のロゴ入りの注文が入るなど、順調な滑り出しだ。


[ 2011年1月3日 (共同通信)
  


2011年01月06日 Posted by かるの at 21:17Comments(0)伝統工芸

<小倉祇園太鼓>提灯作り追い込み


 追い込みを迎えた小倉祇園太鼓の提灯作り=北九州市小倉北区大門で、和田大典撮影

 北九州市の夏の風物詩、小倉祇園太鼓(7月16~18日)を控え、同市小倉北区大門の「ゑびすや傘提灯(ちょうちん)店」で、店主の原忠生さん(71)が山車に飾る提灯作りに追われている。

 店内の作業場には「若」「世話係」など祭りで使われる文字や町名などが書かれた提灯が所狭しと並ぶ。同店は原さんの祖父から約120年続く老舗で、3代目の原さんも15歳で提灯職人の世界に入った。

 かつては市内に同業者も多かったが、今では祭り用の提灯を制作から文字入れまで手掛けるのは原さんだけ。
 「最近は不景気や少子化などの影響で山車を出さない町内もあるが、祭り本番で提灯が多くの人の目に触れるのが喜び」
と筆を持つ手を動かしていた。


[ 2010年6月17日 (毎日新聞)
  


2010年06月30日 Posted by かるの at 21:17Comments(0)伝統工芸