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古代山陰道の遺構か 鳥取
鳥取市で発見された古代山陰道とみられる遺構

官道「古代山陰道」の一部とみられる遺構が、鳥取市の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で見つかったことが、鳥取県埋蔵文化財センターの調査で分かった。同センターは「全国の古代官道の発掘約200例の中で、最も保存状態が良好」としている。
8~12世紀(奈良―平安時代)の構築とみられる遺構は、ほぼ東西に長さ約45メートル。道路部分は台形で、最大幅約7・8メートル、路面の上面幅約4メートルで高さ約0・6メートル。路肩に沿って木製のくいが打ち込まれている。
道路の構造は盛り土の上に広葉樹の枝を格子状に重ね、その上に粘土を約15センチ積み、表層には川原石を約5センチの厚さで敷き詰めている。入念な造りや、「柏尾駅」の推定地が近いことなどから、古代山陰道の一部とみられる。
古代山陰道は、都と地方を結ぶために整備された官道のうち、主要な七道の一つ。これまで倉吉市や松江市など5カ所で発掘されている。
同センターは弥生時代の集落を調査するため、遺構を含む一帯225平方メートルを6月から調査。「官道の構造を土木工学的に探るうえで貴重だ」としている。

官道「古代山陰道」の一部とみられる遺構が、鳥取市の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で見つかったことが、鳥取県埋蔵文化財センターの調査で分かった。同センターは「全国の古代官道の発掘約200例の中で、最も保存状態が良好」としている。
8~12世紀(奈良―平安時代)の構築とみられる遺構は、ほぼ東西に長さ約45メートル。道路部分は台形で、最大幅約7・8メートル、路面の上面幅約4メートルで高さ約0・6メートル。路肩に沿って木製のくいが打ち込まれている。
道路の構造は盛り土の上に広葉樹の枝を格子状に重ね、その上に粘土を約15センチ積み、表層には川原石を約5センチの厚さで敷き詰めている。入念な造りや、「柏尾駅」の推定地が近いことなどから、古代山陰道の一部とみられる。
古代山陰道は、都と地方を結ぶために整備された官道のうち、主要な七道の一つ。これまで倉吉市や松江市など5カ所で発掘されている。
同センターは弥生時代の集落を調査するため、遺構を含む一帯225平方メートルを6月から調査。「官道の構造を土木工学的に探るうえで貴重だ」としている。
2012・10・29中国新聞