ムソリーニ、第1次大戦中に英諜報機関から資金援助


 [ロンドン 14日 ロイター]
 第2次世界大戦でイタリアのファシスト党を率いたムソリーニが、かつて経営していた日刊紙の発行のために、英国の諜報機関であるMI5から資金援助を受けていたことが分かった。MI5の公文書から支払い明細書を発見した英国の歴史家が14日、明らかにした。

 歴史家のピーター・マートランド氏によると、ムソリーニは第1次世界大戦中にミラノで日刊紙「ポポロ・ディタリア」を発行。イタリアは当時、英国やフランスとともに、ドイツと戦火を交えていたが、資金援助はイタリアを連合国側にとどめておきたい英国による工作の一環として行われたという。

 発見された支払い明細書によると、資金援助は1917年に行われ、週100ポンドがMI5からムソリーニに支払われていた。

 ただ、マートランド氏は、援助資金のすべてが新聞発行のために使用されたわけでなく、女性好きで知られたムソリーニが
 「多くの金を女性につぎ込んだと考えてもおかしくない」
と話している。


[ 2009年10月15日



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2009年11月01日 Posted byかるの at 09:17 │Comments(2)戦記

この記事へのコメント
へぇ~、イギリスもやっていたんだ。

当時の100ポンドって今の100万円くらいでしょうか?

フランスも工作資金を提供してましたよね。

しかし、女に散在とは(^^;)ムッソリーニらしいといえば、らしいですけどね。

それにしても、MI6じゃなくてMI5が資金援助していたのは興味深い。
Posted by moka at 2009年11月01日 12:18
mokaさま

コメントありがとうございます。

ムソリーニもなんですが、極端な考えを持っていると簡単に反対方向に振れますね。
やはり「中道」でありたいものです。
Posted by かるのかるの at 2009年11月06日 06:39
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ムソリーニ、第1次大戦中に英諜報機関から資金援助
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