キトラの四神「朱雀」、5月から一般公開
文化庁は24日、奈良県明日香村のキトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)の石室南壁からはぎ取った四神「朱雀」(縦15センチ、横40センチ)の最新の写真を公開した。
同庁によると、2月10日に撮影。現在、村内の修理施設で保管中で、2007年2月のはぎ取り当時より白っぽくなり、絵が見えにくくなっているが、担当者は「カビの繁殖を防ぐため湿度を55%に保っており、表面の泥が乾いたのが原因。保存状態は良好」という。
5月15日~6月13日には同村奥山の奈良文化財研究所飛鳥資料館で、ほかの四神とともに一般公開する。
[ 2010年3月25日 (読売新聞)