ギリシャのパルテノン神殿、30年ぶり「足場なし」に
5月27日、ギリシャのアクロポリスに立つ遺跡「パルテノン神殿」が、約30年ぶりに建築足場のかかっていない完全な外観を観光客に見せている。25日撮影(2010年 ロイター/John Kolesidis)

[アテネ 27日 ロイター]
ギリシャのアクロポリスに立つ遺跡「パルテノン神殿」が、約30年ぶりに建築足場のかかっていない完全な外観を観光客に見せている。
ギリシャ政府は、世界遺産にも登録されているパルテノン神殿と周辺の建物の修復プロジェクトに1975年に着手したが、実際に作業が始まったのは1983年。それ以降、パルテノン神殿は常にどこかに足場が掛かった状態だったが、大掛かりな修復作業も終わりに近付き、外側の足場が取り外された。
ただ、9月からはまた少なくとも3年間、外側の作業が行われる予定となっており、その足場が組まれるまでの間だけ、完全な姿のパルテノン神殿が見られる。
[ 2010年5月28日