ナチスの「死の医師」、92年に死亡と判明
【ベルリン=中谷和義】
ドイツのZDFテレビは4日、「死の医師」の異名を取ったナチス重要戦犯、アリベルト・ハイム医師が1992年8月、エジプト・カイロで直腸がんのため死亡していたことが米紙ニューヨーク・タイムズとの共同調査で明らかになった、と発表した。78歳だった。
ハイム医師は、強制収容所で収容者の心臓に毒物を注入するなど人体実験を繰り返し、数百人を殺害したとされる。戦後は西ドイツで暮らし、1962年に行方をくらました。
調査によると、イスラム教に改宗して「タレク・ファリド・フセイン」と名乗り、30年近くカイロに潜伏。住居として使っていたホテルの部屋からは、手紙や銀行明細、診断書などが見つかったという。
ドイツのZDFテレビは4日、「死の医師」の異名を取ったナチス重要戦犯、アリベルト・ハイム医師が1992年8月、エジプト・カイロで直腸がんのため死亡していたことが米紙ニューヨーク・タイムズとの共同調査で明らかになった、と発表した。78歳だった。
ハイム医師は、強制収容所で収容者の心臓に毒物を注入するなど人体実験を繰り返し、数百人を殺害したとされる。戦後は西ドイツで暮らし、1962年に行方をくらました。
調査によると、イスラム教に改宗して「タレク・ファリド・フセイン」と名乗り、30年近くカイロに潜伏。住居として使っていたホテルの部屋からは、手紙や銀行明細、診断書などが見つかったという。
[ 2009年2月5日 (読売新聞)