「龍馬ブーツ」人気 長崎の靴店 写真を基に製作
靴底には坂本家の家紋とシリアルナンバーが入っている

幕末の志士、坂本龍馬が履いていたブーツを再現した「龍馬ブーツ」が、人気を集めている。長崎市浜町の靴店「ドン・シューズ」が、龍馬が写った写真を基に製作、販売中。全国から熱心な龍馬ファンが購入に訪れるが、生産が追い付かず、注文しても約1か月半待ちの状態だ。ゆかりの観光施設にも展示されている。(財津翔)
高さ約20センチの焦げ茶色で、オーダーメード。幕末当時、米国帰りの日本船の乗組員が履いていたブーツを参考に、米国産のバファローの皮を材料にしている。靴底には、坂本家の家紋も入っている。
楠本逸雄社長(79)が2002年頃、龍馬ファンの知人から「どうしても履きたい」と頼まれて製作に着手。ブーツを履いた龍馬の写真を参考にしたが、ブーツの大部分がはかまに隠れていたため、わずかに見える部分の形状や文献から全体像を想像した。
約3年前に販売を始め、これまでに約120足が売れた。大河ドラマ「龍馬伝」放映に伴う龍馬ブームの到来で、急激に販売数が増加。昨年夏から靴底に入れ始めたシリアルナンバーはすでに103番になった。注文の約8割は県外からで、北海道や大阪などからも客が訪れる。「神棚に飾る」と言って買い求めた人もいたという。
完成度の高さが評判となり、現在、長崎市内では亀山社中記念館と長崎まちなか龍馬館で展示されている。数年前には、高知市の坂本龍馬記念館の企画展にも出展された。
楠本社長は
「幕末の雰囲気が味わえるブーツ。龍馬を愛する人に履いてもらいたい」
と話している。
1足4万5000円。問い合わせは、ドン・シューズ(095・822・9010)へ。

幕末の志士、坂本龍馬が履いていたブーツを再現した「龍馬ブーツ」が、人気を集めている。長崎市浜町の靴店「ドン・シューズ」が、龍馬が写った写真を基に製作、販売中。全国から熱心な龍馬ファンが購入に訪れるが、生産が追い付かず、注文しても約1か月半待ちの状態だ。ゆかりの観光施設にも展示されている。(財津翔)
高さ約20センチの焦げ茶色で、オーダーメード。幕末当時、米国帰りの日本船の乗組員が履いていたブーツを参考に、米国産のバファローの皮を材料にしている。靴底には、坂本家の家紋も入っている。
楠本逸雄社長(79)が2002年頃、龍馬ファンの知人から「どうしても履きたい」と頼まれて製作に着手。ブーツを履いた龍馬の写真を参考にしたが、ブーツの大部分がはかまに隠れていたため、わずかに見える部分の形状や文献から全体像を想像した。
約3年前に販売を始め、これまでに約120足が売れた。大河ドラマ「龍馬伝」放映に伴う龍馬ブームの到来で、急激に販売数が増加。昨年夏から靴底に入れ始めたシリアルナンバーはすでに103番になった。注文の約8割は県外からで、北海道や大阪などからも客が訪れる。「神棚に飾る」と言って買い求めた人もいたという。
完成度の高さが評判となり、現在、長崎市内では亀山社中記念館と長崎まちなか龍馬館で展示されている。数年前には、高知市の坂本龍馬記念館の企画展にも出展された。
楠本社長は
「幕末の雰囲気が味わえるブーツ。龍馬を愛する人に履いてもらいたい」
と話している。
1足4万5000円。問い合わせは、ドン・シューズ(095・822・9010)へ。
(2010年4月20日 読売新聞)