長宗我部一族の史料、民家で発見 内部構造解明に期待
見つかった長宗我部国親の名が記された新史料=10日午後、高知市の土佐山内家宝物資料館

戦国時代に四国をほぼ統一し、江戸幕府に滅ぼされた土佐の豪族長宗我部一族の新史料が高知県宿毛市の民家で見つかり、土佐山内家宝物資料館(高知市)が10日、報道関係者に公開した。1人の家臣に宛てた史料がそろっているのが特徴。一族に関して現存する史料は少なく、渡部淳館長は
「親戚間の権力関係が分かる史料もあり、長宗我部の内部構造を知ることができる」
と今後の研究成果に期待した。
[ 2010年12月10日 (共同通信)