ボンドの2000GTも…往年の名車、夢の競演へ


 搬入された日産「フェアレディZ」(左)などの名車(福井県立美術館で)
ボンドの2000GTも…往年の名車、夢の競演へ
 福井県立美術館(福井市文京)で26日から、日本を代表する名車を集めた企画展「疾走する 日本車 ( アート )  1960年代を主軸とする国産車の軌跡」(福井県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会主催)が開かれる。

 1960年代を中心に、7メーカーの14台を展示する予定。3月28日まで。

 展示されるのは、映画「007は二度死ぬ」で使用された「2000GT(ボンドカー)」(トヨタ)や、「フェアレディZ」(日産)、「コンテッサ900スプリント」(日野)、「ベレット」(いすゞ)、「コスモスポーツ」(マツダ)、「ギャランGTO」(三菱)、「S500」(ホンダ)など。往年の名車が勢ぞろいするほか、開発段階のデザイン画や試作モデル、販売カタログなども飾り、デザイン面からも日本の自動車文化がうかがえる内容になっている。

 同展に合わせ、3月14日午後2時から、カーデザイン評論家らによる座談会「1960年代日本車のデザイン」を開催。同21日午後2時からは、アートディレクター戸田正寿さんの講演会「福井県のデザイン」が開かれる。また、県内のクラシックカー愛好家が自慢の愛車を披露するイベントも2月28日、3月7、14、21、22日に行われる。同美術館の西村直樹学芸員は
 「60年代は自動車をはじめ日本で多くのオリジナルのデザインが誕生した。デザインに関心がある人にも楽しんでもらえる」
と話していた。

 同展の観覧料は、一般800円、高校・大学生500円、小・中学生300円。


[ 2010年2月21日(読売新聞)



同じカテゴリー(産業史)の記事画像
小倉「旧小倉鉄道」線路跡見つかる-建設現場で橋台部分
明治の奇術写真発見 日本最古か、福井
「パイプハウス」「ミゼットハウス」が重要科学技術史資料に登録
昭和初期の遺構…鉄筋コンクリートのラジオ塔
国内最古の体育館を再現 北大教授、模型で
8年だけ走った幻のモノレール、29日から公開
同じカテゴリー(産業史)の記事
 幌内鉄道 全線開通130周年 ゆかりの地で記念イベント (2012-09-25 14:05)
 小倉「旧小倉鉄道」線路跡見つかる-建設現場で橋台部分 (2012-08-19 14:16)
 白老元陣屋資料館で特別展開催―鉄道の歴史ひと目 (2012-08-11 14:04)
 江戸の大工の心意気 細部こだわり 春日大社造替に使用? 奈良 (2012-07-13 14:16)
 「レモンの石碑」が完成 国産発祥の地、広島・尾道に (2012-06-10 14:15)
 電子レンジは、人類が火の発見をして以来の新しい調理法だった (2012-06-03 14:16)

2010年03月14日 Posted byかるの at 21:16 │Comments(0)産業史

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ボンドの2000GTも…往年の名車、夢の競演へ
    コメント(0)