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300人が“神話”にチャレンジ 松江市で海上綱引き大会
海上で綱引き競技をする「エビスカップ2011第14回全日本海上綱引き選手権大会」が18日、松江市美保関町の北浦海水浴場で開催された。県内外から約300人が参加し、力と技、バランス感覚などを競い合った。
出雲国風土記の「国引き神話」にちなみ、平成10年にスタート。朝から小雨がぱらつく天気となったが、職域や友人、スポーツクラブなどの単位で62チームが参加した。
競技は、海上に浮かんだ縦4メートル、幅2メートルの台船に各チーム女性1人を含む計5人が乗って実施。おそろいのシャツやユニホームに身を包んだ選手たちは開始の合図と同時に足を踏ん張り、綱を引き合った。負けたチームの選手たちは勢いよく海に飛び込み、観客らの笑いを誘っていた。
優勝チームには賞金10万円が贈られたほか、衣装や動作で会場を沸かせたチームに特別賞が贈られた。競技を終えた選手たちはバーベキューを楽しみながら笑顔で健闘をたたえ合っていた。
鳥取県境港市から参加した勝部聡子さん(30)は
「何回出場しても勝てない。今回もあっという間に終わったが、楽しかった」
と話していた。
[ 2011年7月18日(産経新聞)