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飛鳥ご当地検定を創設、70点以上に冠位を授与
奈良県明日香村の古都飛鳥保存財団は23日、ご当地検定「飛鳥学冠位叙任試験(飛鳥版科挙)」の第1回を10月9日に実施すると発表した。
参加者は、高松塚古墳など村内の歴史遺産を巡りながらクイズに答え、得点に応じて聖徳太子らの「冠位十二階」になぞらえた「冠位」が与えられる。検定は、同財団の前身・飛鳥保存財団の設立40周年を記念して企画され、読売新聞社などが共催。当日、午前9時から近鉄飛鳥駅で解答用紙と地図を受け取り、国営公園4か所などに設けられた出題ポイントで、幅広い分野の常識問題から超難問までの計40~50問(100点満点)に答える。70点以上で「大徳」「小仁」などの冠位を授与。上位10人には村内の文化財にちなんだ「鬼の 雪隠守 ( せっちんのかみ ) 」などの「官職」も授け、後日、表彰する。
申し込みは9月20日までだが、当日参加も可。受検料は一般2000円、中学生以下1000円(当日は各500円増)。問い合わせは、古都飛鳥保存財団の飛鳥版科挙係(0744・54・3338)へ。
[ 2011年6月23日 (読売新聞)
2011年06月30日 Posted by かるの at 14:16 │Comments(0) │歴史を学ぶ
太陽の船:発掘を開始…2隻目、早大・吉村名誉教授ら
【カイロ和田浩明】約4500年前の古代エジプトの大型木造船「太陽の船」の発掘作業が23日、カイロ近郊ギザのクフ王のピラミッド脇で始まった。早稲田大学の吉村作治名誉教授らが作業にあたり、今後4~5年かけて完全復元に取り組む。吉村名誉教授は
「ようやく実物が見られて感無量。革命後の国づくりに取り組むエジプトに少しでも貢献したい」
と語った。
「太陽の船」は、古代エジプト王が死後に太陽神となり天空を移動するために使用すると考えられていた。1隻目(全長約42メートル、杉製)は54年に発見、復元されてピラミッド脇の博物館に展示されている。今回発掘するのは2隻目で、87年に吉村名誉教授らがレーダーを使用して存在を確認していた。
発掘は資金難で一時中断したが、日本企業の援助で08年から早稲田大学古代エジプト調査隊などがエジプト政府と共同で発掘と復元に向けた準備を進めていた。
現場はクフ王のピラミッドの南側。船を覆う40枚の石のパネル(1枚の重量は平均約17トン)の最初の石が、日本の「玉がけ」技術でつり上げられ、褐色の木片が姿を見せた。約600片が埋蔵されていると見られる。
エジプトのザヒ・ハワス文化財担当国務相は
「復元船は日本の援助でピラミッド脇に建設される新博物館に展示したい」
と語った。
[ 2011年6月24日 (毎日新聞)
2011年06月29日 Posted by かるの at 14:16 │Comments(0) │海外
加茂葵祭行列図を鮮やかに復元 祇園祭、山鉾の胴懸
新調された祇園祭の山鉾・橋弁慶山の胴懸=21日午前、京都市中京区

京都・祇園祭の山鉾の一つ、橋弁慶山の左右の側面を飾る装飾品で、江戸時代に制作された胴懸が復元・新調され、21日、報道陣に公開された。新調されたのは、江戸時代中期の絵師、円山応挙が下絵を描いたと伝えられる「加茂葵祭行列図」。左右とも縦146センチ、横309センチ。右面は上賀茂神社の鳥居に到着する検非違使の牛車の行列を、左面は朝日が昇った時間に勅使の一行が賀茂川に架かる橋を渡る場面を表した。
[ 2011年6月21日 (共同通信)