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復興願い伝統の舞…石巻で「雄勝法印神楽」奉納
披露された「雄勝法印神楽」(28日、宮城県石巻市で)=飯島啓太撮影

東日本大震災の津波で甚大な被害に見舞われた宮城県石巻市の 雄勝 ( おがつ ) 地区で、国指定の重要無形民俗文化財「雄勝 法印 ( ほういん ) 神楽」が28日、震災後初めて、市雄勝総合支所前で奉納された。
神楽は同地区で毎年春と秋の例祭で、奉納されてきた神事。同地区で死者148人、行方不明者124人(27日現在)の犠牲をもたらした津波は、神楽で使用する面や太刀なども流失させ、神楽を伝承してきた保存会の高橋 仁夫 ( たねお ) 会長(78)も行方不明になっている。同地区の実家が津波で流された石巻市丸井戸、阿部範子さん(53)は
「二度と見ることができないと思っていたので感激した」
と拍手を送っていた。
[ 2011年5月29日 (読売新聞)
2011年06月12日 Posted by かるの at 21:16 │Comments(0) │民俗行事
戸畑祇園大山笠、被災者招待し特別披露
「がんばろう日本」のメッセージが書かれた戸畑祇園大山笠(22日、北九州市戸畑区で)=大野博昭撮影

東日本大震災の被災者を励まそうと、国指定重要無形民俗文化財「戸畑祇園大山笠」が22日夜、北九州市戸畑区で披露された。
宮城、福島県などから市内に避難してきた42人が招待され、観覧席から拍手を送っていた。
大山笠はもともと夏の風物詩だが、地元住民らが特別披露を決めた。
冒頭、法被に喪章をつけた担ぎ手や観覧に訪れた市民らが黙とう。「ヨイトサ、ヨイトサ」の掛け声に合わせ、「がんばろう日本」などと書かれた 提灯 ( ちょうちん ) で飾られた大山笠(高さ約10メートル、重さ約2・5トン)3基が持ち上げられると、約1万人(主催者発表)の観客から大きな手拍子が起こった。
宮城県気仙沼市から北九州市八幡西区に避難した吉田弘さん(69)は
「復興に向けて元気をもらいました」
と感激した様子だった。観覧料や集まった募金約320万円は全額、被災地に送られる。

東日本大震災の被災者を励まそうと、国指定重要無形民俗文化財「戸畑祇園大山笠」が22日夜、北九州市戸畑区で披露された。
宮城、福島県などから市内に避難してきた42人が招待され、観覧席から拍手を送っていた。
大山笠はもともと夏の風物詩だが、地元住民らが特別披露を決めた。
冒頭、法被に喪章をつけた担ぎ手や観覧に訪れた市民らが黙とう。「ヨイトサ、ヨイトサ」の掛け声に合わせ、「がんばろう日本」などと書かれた 提灯 ( ちょうちん ) で飾られた大山笠(高さ約10メートル、重さ約2・5トン)3基が持ち上げられると、約1万人(主催者発表)の観客から大きな手拍子が起こった。
宮城県気仙沼市から北九州市八幡西区に避難した吉田弘さん(69)は
「復興に向けて元気をもらいました」
と感激した様子だった。観覧料や集まった募金約320万円は全額、被災地に送られる。
[ 2011年5月23日 (読売新聞)