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土砂から奇跡の発見の秘仏 岩手県有形文化財に

 東日本大震災の津波を受け、土砂の中から見つかった釜石市鵜住居(うのすまい)町の秘仏「木造十一面観音立像」が15日、県教育委員会の議決で県指定の有形文化財になった。大震災後の県有形文化財指定は初めてとなる。

 観音立像は、桂材とみられる木造で高さ57・2センチ。背中に室町時代後期の永正7(1510)年の銘があり、釜石・上閉伊(かみへい)地区では最古の年号を持つ。おおらかな表情と森厳な雰囲気を併せ持ち、おなかの中に小さな仏像「胎内仏」が入れてあるのも特徴だ。

 明治以前は、高台にある鵜住神社にまつられていたが、その後、神社下の観音堂わきの宝物庫に保管され、「秘仏」として33年に1度だけ開帳されてきた。

 津波で観音堂、宝物庫は破壊されたが、観音立像は奇跡的に土砂の中から見つかり、県立博物館で修復されていた。今年9月の県文化財保護審議会で、県教育長に対し有形文化財に指定するよう答申されていた。

 県教委のまとめによると、県内の国、県指定文化財計約600件のうち、震災で被災したのは92件。沿岸部では国登録有形文化財の「酔仙(すいせん)酒造」の本社事務所など3棟のように流出して登録抹消とされたものもあるが、多くが修復中か修復済み。

 県教委生涯学習文化課は「観音立像は地域の秘仏ということもあって、県が勝手にできない面があったが、指定された意味は、地域の防災にとっても大きいと思う」としている。


2012.10.16 mns産経
  


2012年10月25日 Posted by かるの at 14:15Comments(0)文化財保護