スポンサーサイト
諏訪大社下社の御柱木遣り 町無形文化財に指定
下諏訪町教育委員会は24日、同町木遣(きやり)保存会が継承する諏訪大社下社の御柱木遣(きや)りを、町無形文化財に指定したと発表した。指定日は10月1日。町教委は「保存にあたり、保持継承に取り組むための組織体制と活動がある。指定を通して長く唄(うた)われてきた木遣りを大切に後世へと伝えたい」と話している。
町文化財専門委員会が2年前から調査・検討し、9月25日に指定が適当とする答申を行った。町指定文化財としては69件目で、うち無形文化財は同町第一区、第三区の「騎馬行列の所作」に続いて3件目となる。
町教委によると下社の御柱木遣りは、曳行で唄うものとは別に、御柱の曳き出しの際に唄う「綱渡りの木遣り」、曳き着けた時に唄う「山の神返しの木遣り」といわれる独特の節回しを持った木遣りが特色。木遣りは曳行、難所、木落とし、建て御柱など各場面に応じた歌詞で唄われ、唄を受けて曳(ひ)き手が「コーレハサンノーウェー」の掛け声を掛けて力を結集する。
町木遣保存会は、今年で創立50周年を迎えた。木遣りを歴史的価値の高い地域の伝統文化と位置付けて保存と継承、活用に力を入れ、年間を通して練習に取り組んでいる。50周年記念事業として11月3日に「全国木遣りサミット」を下諏訪総合文化センターで開くほか、昨年度から関連映像等の記録化や、小学生などへの木遣り出前講座など各種事業を行っている。
同保存会の浜章吉会長は「木遣りは長い歴史の中で親から子へ、子から孫へ―と受け継がれてきた大切な伝統文化。今後も会員一同精進を重ね、先人が積み上げてきた伝統の保存に力を尽くしたい」と話した。
2012-10-25 長野日報